DOSV機作製記
1997年12月)

 

当初使っていたコンピューターは1995年にウィンドウズ95が発売されてすぐに購入したFUJITSUのFMV−DESK POWER C(Pentium 100)でした。
メモリーを増やしたり、ハードディスクを増設したり一応さわってみましたが、やはりここに来てフライトシュミレーター(これがメインですが)等も動きが遅く、オーバードライブでもつけてみようかなとも思いましたが、友人の千広君(本人も自作のDOSV機を使用)の勧めもあり、FMVで使える部品は流用し、DOSV機をつくる事にしました。
家庭内では、2年目で買い替えとなるとなかなか厳しい御時世のため、ここは性能と出費のバランスを考慮して、部品の設定を行いました。
やはりCPUはウィンドウズ98を考慮してMMX200以上。
で、AMD:K6-200(pentium MMX200相当)にしました。
これが233となると10000円以上の差があるためPC98の最低ライン確保で歩み寄りとしました。
マザーボードはASUSのTX97-XE/2000/WOA(もちろんATXです)、ビデオカードはS3VIRGE-DX-4MBです。
それに、このマザーボードが入るATXのケース(電源つき)とCPUファン。
以上でFMVアップグレード部品は完了です。
しかし、これでは新型機が完成するまで、前の機械は動きません。
で、財布の中身と相談のうえ、メモリー、フロッピードライブ、CDROM、ハードディスク、サウンドカードを購入するか、流用するか検討ました。
特に年末、年賀状の季節にコンピューターが駆動しないのはちょっとしんどいですねえ。
と言うことで若干部品を購入しましたが、新らしく購入するより格段に安価で作製出来ました。
手持ちのウィンドウズがOSR1なので、とりあえずその環境で作動させています。
BIOS等ちょっとだけ苦労しましたが、以外と簡単に完成となりました。
出来上がるとまずフライトシュミレーターの操縦です。
ちなみにマイクロソフトのFS95ですが、機体データはインターネットから豊富にダウンロードしています。
なんと早い。(と言っても飛行機が早く飛ぶのではありません。)
動きがスムースですし、背景も流れる様に動いています。
感激、感激。
またEF2000、これがスムースに動くんですねえ。
以前はロール系は少しぎこちなく動いていましたが、きれいに回ります。
そうすると、フライバイワイヤーによる操縦のため、あまりに機械的に飛行機が動いている事に気がついてしまいました。
これではいかん。やはり飛行機は飛行機らしく飛ばなくてはと思いましたが、1対1の機銃によるドッグファイトを行うとこれがまた最高の動きでした。
てなわけで、この正月休みを利用して新型機(コンピューターの事ですが)に乗り換えました。
で、肝心な値段ですが最小セットで70000位です。
あとはどの程度まで購入するかによって変わります。
一度作ってみると次のアップグレードも楽ですし、内部の構造や、BIOSも少しはわかりました。(ほんの少しですが。)

参考:DOSV機作製のときお世話になった”DOSVの世界

マザーボード(ASUS-TX97-XE)とCPUです。

マザーボードにのっかているのがAMD社のK6-200です。
この上に写真上部にあるCPUファンを取り付けます。
作業中はくれぐれも静電気に注意して下さい。
特に冬、毛糸のセーターの下に化繊のシャツを着ている時は要注意です。
バチッといったら、もう一つCPUを購入しなければならなくなりますよ。

作製中(ちょっとちらっかてます。)
実際の作製時間は2〜3時間ですが、取り扱い説明書が英語である事から、内容を確認しながらの作業のため1日かかりました。
次はもっと早く組み立てられると思います。
各コネクターはそれなりの形状をしているので、めったに間違える事はありません。
パワースイッチやリセットスイッチ、LEDの配線等が説明書をよく読んで接続する必要があります。
またCDROMとHDDが一台づつの場合はHDDをマスターに、CDROMをスレーブにする事で付属のケーブルだけで用は足りますが、すぐにHDDを増設する場合は、はじめからケーブルを購入して、HDDをプライマリーIDEに、CDROMをセカンダリーIDEに接続しておいたほうがよいと思います。
このマザーボードはWOA(WITHOUT AUDIO)のためサウンドカードを必要とします。
CDROMで音楽CDをかける場合は、CDROMとサウンドカードを接続するケーブルが必要ですので、コネクターを確認して購入してください。

ほとんど完成
もう少しで完成です。
でもジャンパーの間違いがないか心配で、もう一度マザーボードを確認しました。
電源の配線等意外とごちゃごちゃしています。
すっきりとまとめたつもりですがこんなもんでしょう。

 

フォーマット及びインストール時のトラブル
ハードディスクのフォーマット前にセットアップディスクでブートすると、右の写真の一番下の様な訳の分からない表示で止まってしまいました。
バイオスのブートシーケンスをAで始まる様に変更すると起動できます。
わたしのはC,Aとなっており、Cのところでひっかかっていました。
BIOSはAWARD社製のため、この項目はBIOS FEATURE SETUPの左中ほどにあります。

 

インストール中

ウィンドウズ95をインストールし、さらにインターネットエクスプローラー4.0をインストールしています。
その後その他必要なソフトを入れて完了です。
私はインターネットと言う雑誌から結構ソフトをいただいています。

 

 

完成品

正面より。

前面はこのとおりシンプルです。
何かの本にマックフェイスと書いてありましたがマックフェイスかなあ。
ところでシーゲートのHDDを使用していますが、これが結構うるさいのです。
ウエスタンデジタルは静かだと思いますがいかがですか。

 

 

背面より。

右上が電源です。
左は上がキーボードとマウス、つぎにUSBが2個、そしてプリンターポートとCOM1,COM2です。
下にPCIが3個所とISAが3個所、そしてPCI,ISA共用が1個所の計7つの拡張ポートです。
いまはビデオカードとサウンドカードが1枚づつ装着されています。

 

 

 

 

 

 

ここに収まりました。

出来上がった自作コンピューター(ORIGINAL TYPE K6-200)はテーブルの右側に収まりました。
インターネットの設定をし、サイドワインダー3Dプロやプリンターが動く様に各種ドライバーをインストールし、メインをこちらに切り替えました。
前のコンピューターは子供のゲームが入っているため、CRTを切り替えて動くようにしています。
また、スキャナーは前のコンピューターでの接続のままです。